牧師プロフィール
2010年東京神学大学大学院前期課程修了。2015年より信夫教会主任担任教師。
信夫教会月報 しのぶのひかり
2025 年 6月 15日発行(6月号)の転載です
先月の続きをちょっと。
『血と知と地』(吉川良著)に信濃町教会の教会員のお話を書いたのですが、130周年記念礼拝の説教をお願いした神代真砂美学長。東京神学大学の教員紹介のページに経歴が載っているのですが、神代学長の伝道師としての初任地が信濃町教会でした。祝会あとの時間でお時間をいただいて神代学長に確認すると、ご存じとのこと。いろいろお世話をしていただいた方だとか。神代学長が赴任されたときには、私は教会にも行っていないときですので、長い時をかけてまるで関係ないところからつながりが発見されました。これもまた神の導きの一つかもしれません。
昼食時に神代学長とお話したキリスト教とは関係ない話を一つ。NHKで日曜日に放映されている「ダーウィンが来た!」という番組に、東京神学大学は3回登場しています。最初の放送タイトルだけ覚えているのですが「東京アナグマキャンパスライフ」だったと思います。国際基督教大学敷地内でアナグマが目撃されているというところから入って、かなりの時間が東京神学大学内での撮影だったとおもいます。そのお話をすると、私が聞いていたより長期の撮影だったとのこと。最初の放送時は、教会でも献金を募ったので覚えている方もいるかもしれませんが東京神学大学のキャンパス整備の前。当時の東神大の校務員をされていた釘本兄の職員用住宅で猫の餌を食べにくるというシーンがあり1週間も泊まり込んで撮影したという話を聞いていたので、そのお話を神代学長としました。神代学長の話によると、撮影はさらに1週間前から始まっていたとのこと。夜間撮影のカメラを設置して1週間粘ったけれどもだめで、その後に1週間泊まり込みで撮影したのだとか。
実はこの回、教授時代の神代先生宅が移っています。そして奥様の後ろ姿も。釘本兄からその話を聞いていたので、学長にその話をしてみたのです。顔を映さないことを条件に許可されたのだとか。
2回目はキャンパス整備の後の話だそうで、キャンパス整備で追われたアナグマが東神大の本館下に巣を作ってしまったという話でした。3回目はその後の経過として「まだ住んでいるようだ」というお話でした。
ご覧になりたい方は、有料にはなってしまいますがNHKアーカイブスにあると思いますので探してみてください。
まるで関係ないように見えても、後から振り返ってみるとイエス・キリストにつながっている道が見えてくるというのは、本当に神様のお導きなんでしょうね。教会とつながる以前からその道が備えられていて見えていなくともつながっているのですね。
信夫教会月報 しのぶのひかり
2025 年 5月 18日発行(5月号)の転載です
本はいろんなジャンルの本を読みます。その時々で買ったもの、過去に読んだ本の読み直しなど。先日読んでいたのは、『血と知と地』(吉川良著)。昔クリスチャンになるずいぶん前、会社の上司に誘われて大井競馬場に行ったのが最初でしょうか。競馬に興味を持つと競馬関係の本ばかり読んでいました。著者の吉川さんの本で最初に読んだのが『繋: 社台ファームに生きる人びと』。競走馬の牧場で著名な社台ファームの本かと思って購入して読んだところ、馬よりも人にポイントが当たっているという不思議な本でした。その後気づいたのですが、社台ファームはカード会社のダイナースと組んで、社台ダイナースサラブレッドクラブというクラブ法人(昔は一口馬主とも言いました。)を立ち上げていて、そこの会報のコラムを吉川さんが担当していました。最初に挙げた『血と知と地』は社台ファームの初代社長、吉田善哉さんの生涯を本人やら周りの人から聞き出したものをまとめたものです。この本を読んでいるときにはクリスチャンではなかったので、読み飛ばしていた箇所がありました。お姉さんの篤子さんはクリスチャンで、戦時中は聖書にちなんだ名前をと善哉さんと二人で考えたんだとか。ただ戦時中のことなので、敵性語は使えないといろいろひねって名前を考えたのだとか。私が競馬を始める前に天に召されていましたが、葬儀が富士見町教会だったと記載がありましたので、結婚してからはそちらの教会員だったかと思います。
もう一つは北海道にいた時代に知り合った友人に誘われて、牧場見学に行った時のこと。
ザカリヤという重賞を買った馬の生産牧場。オーナーブリーダーで走らせた馬の名前でした。馬の名前はどこからつけたのかという質問を友人がしたところ、聖書からだと。ほかにもいくつか有望な馬につけたい名前を考えてあるとのことでした。馬名をつけるために聖書を読む人はいないので、おそらくクリスチャンなんだろうなと昔を思い出します。
信夫教会月報 しのぶのひかり
2025 年 3月 16日発行(3月4月合併号)の転載です
前号は植物の話をしたので、続きを書いてみます。植物は全般的に好きなのですが、香りのあるものはさらに好きなのですが、強すぎるものは逆にダメなのです。
教会の牧師館前にある金木犀。これは昔から香りが強すぎて苦手。花が咲いていない時期は特に気になりませんので、開花期がダメというところでしょうか。
前号でお話した原種シクラメンも有香のものがあります。最近では原種シクラメンとのかけ合わせで、香りがあるシクラメンも出ています。原種シクラメンのほうの花は1~2㎝ほどの花なのですが、思ったより香ります。もともとが小さいので金木犀ほどではありませんが。
クリスマスローズ(欧米ではレンテンローズ)も園芸用のカラフルな花はほぼ香りはありません。もっともクリスマスローズの花に見えるところは普通の花のガクに当たるところなので、香らなくても仕方ありません。緑色の花(ガク)の原種の中には香るものもあります。
教会の庭にもありますが、梅の花の香りは好きですね。もっとも小学校の卒業記念に買った(学校内で記念樹の申し込みがあった)梅は、香りよりも梅干し用になる豊後梅でしたが。
どこが最初か思い出せないのですが、沈丁花の香りも好きですね。沈丁花の香りは春とセットの香りとして記憶していると思います。
バラの香りもいろいろあって好きなのですが、良い香りのものは私には栽培が難しいですね。鉢植えになるバラを楽しんだことがありますが、やはり手入れが大変でした。虫は付きやすいし、肥料食いの植物でありながら多すぎると虫がつきやすくなります。
そろそろあきらめようと思っているものに柚子があります。これはもともと料理の香りづけに買ってきた柚子が冷蔵庫でしなびていて、種を蒔いたらでるかなと蒔いて出たものです。こちらに来てから大きな鉢に植え替えたのですが、毎年アゲハ蝶に葉を食べられていて実がなるどころか花も付きません。雪に埋もれても枯れることはないのですが。地面に直置きしているので、毎年根切りをするのも大変です。
そういえば小林牧師の植えたバラが牧師館の前にあります。着任した時には今にも枯れそうな幹が2本あっただけでした。家庭用精米機を手に入れてから購入するのは玄米ですので、とぎ汁も精米済みのものより濃いものが出ます。キッチンの流しにそのまま流すとすぐ詰まりそうなので、ボウルに入れて庭に撒いています。目標はバラ。そのおかげか着任後数年で根元から太い芽が出て3本になりました。毎年花も咲くのですが、2mを超える高さまで伸びて花を咲かすので、遠くからでないと花がわかりません。
たしかお隣には沈丁花もあったと思うのですが、アパート建築のため庭木はすべて伐採されてしまいましたので、春の香りは今年はなしですね。お隣の桜で花見もできていたのですがそれもありません。
信夫教会月報 しのぶのひかり
2025 年 2月 16日発行(2 月号)の転載です
毎年あるいは毎年度、今年こそは召天される方がいませんようにとお祈りしています。教会員がみな高齢化している中で、なかなか難しいことではありますが、一時でも長く地上にとどまっていただきたいと思うのは地上にいるものの欲なのでしょうか。いつかは私も天に召される時が来るのですが、静かな心をもってその時を迎えたいと願っています。
植物は中学の頃から好きで、どこに行ってもなにがしかの植物はあった気がします。
教会のスペースをお借りして、趣味の園芸をしています。一番大きなものは蓮でしょうか。これは昔新聞に載っていた古代蓮(大賀蓮)で、種を取って増やしたものは古代蓮とは呼ばないらしく、蓮根で増えたもののみ名づけられているそうです。これは主任担任教師として赴任した時にカタログで見つけて注文したもの。20㎝ほどのポリポットに入って届きました。信夫教会に来てから園庭に鉢が置けるため(小林牧師が草木を植えていた一角)蓮鉢を注文して栽培しています。前任地では1度しか咲いたことがなく、あとは葉ばかり。45cm径のプラの蓮鉢に植え替えたところ、見たことのない大きな葉が展開。花は一輪でしたが大きな花を咲かせてくれました。毎年植え替えしないと駄目なことが分かったので、翌年には50cm径のプラ鉢にサイズアップ。この年から毎年5輪~7輪の花を咲かせてくれます。田土を使用していますので植え替えも一苦労なのですが。昔ニュースで見たお寺さんでは、檀家の方が1鉢に3~4人ついて植え替えしていました。花が咲くのはほぼ7月なので、7月の誕生日カードに毎年撮った写真を使っています。
シクラメンも好きなのですが、ここ10年くらい気に入って栽培しているのが原種シクラメン。冬は強いのですが、夏の湿気に弱いので結構枯らしてしまいます。枯れた後でこぼれ種が発芽したり。我が家にある原種シクラメンの球根は3cmほど。かなり長命らしくちゃんと世話ができれば10年20年と持つようです。
もう一つはクリスマスローズ。これはもともと原種シクラメンを手に入れたくて、東京の池袋で毎年開かれている「クリスマスローズの世界展」の原種シクラメンコーナーを目当てで行っていたのですが、帰ってきてから欲しくなってしまい、翌年から買い集めているもの。ヨーロッパでクリスマスローズというと「ニゲル」という原種のみがそう呼ばれています。日本で人気のクリスマスローズはレンテンローズと呼ぶそうです。これはレントのころに咲くからだそうです。日本ではクリスマスは認知度が高くてもレントは教会くらいですので、レンテンローズだと人気は出なかったかもしれませんね。昨シーズン(2023年)は暖冬だったため、このニゲルが本当にクリスマスに咲いてくれました。
信夫教会月報 しのぶのひかり
2024 年 11月 17日発行(11・12 月合併号)の転載です
過去にも書いたであろうコーヒーの話を書くことにした。生まれて初めてコーヒーというものを飲んだのはおそらく小学生の時だったと思う。原町市(現南相馬市原町区)にある貸衣装屋さんに一緒に行った時なのは覚えている。実家はすでに廃業しているが美容室を経営していた。田舎なりの事情があり、浪江町から原町市まで衣装を見に行くときについていくことがあった。それ以外でも、浪江町よりは大きな街でもあったので家族で出かけるときもあり、あいさつ回りを兼ねて貸衣装屋さんによることが多かった。
大人たちはコーヒーをいただくことがあったが、子供であった私は対象から外されていた。
なので、高学年になった時だと思うのだがコーヒーを飲むといって困らせた。もちろんインスタントのコーヒーなのであるが。
結果としてそのままでは飲めなかった。コーヒー用の粉末のミルクと砂糖を大量に入れ、ようやく飲んだ。大人たちからは「それはコーヒーではない」と言われながら。
実家にもインスタントコーヒーがおいてあり(贈答品としていただくことが多かった)、それを飲むようになった。インスタントとはいえカフェインが入っているので、今度は眠れなくなった。カフェインを除いたインスタントコーヒーを教えてくれた人がいて、こちらは買ってきて(親に頼み込んで)飲むようになった。
次の記憶は渋谷で働いていたころ。近くに喫茶店があり(今も現存している)、仕事前にコーヒーとトーストを注文していた。渋谷の宇田川町にはハンズがあり、よく通っていた。あるときコーヒー器具が売っているのを見つけ、これを購入した。これはマキネッタという種類の器具であり、購入したものの濃いコーヒーのためあまり使わなかった。
札幌で働いていた時には地下街にあったUCCさんの店からサイフォンを購入した。これはかなり気に入っており、落として割るまではよく使用していた。コーヒーミルも購入した記憶があるのだが、どのぐらいの粒度がいいのかわからず、また器具も昔のことで鋳物の刃を使った家庭用なので、粒度をそろえるのも難しかった。
たびたびブランクをはさみながらコーヒーを楽しんでいたと思う。近年はYouTubeで知ったコーヒーミルを使っている。完全にねじ込んだ状態から戻したクリック数で粒度が変えられるので愛用している。通常の粒度は18クリックあたりなのだが、少し粗目のほうが好みに合うので20クリックの設定で使っている。もちろんメーカーによって数は異なる。
そういえば浪江の実家にいた時も、近くの喫茶店によく行っていた。ここのコーヒーはネルドリップのコーヒーで、ネルドリップでコーヒーがおいしく入れられたら一人前だと喫茶店のマスターに聞いた記憶がある。今はペーパーフィルターの性能が上がっているので愛用している。挽きたての豆で淹れるコーヒーの香りは至福のひと時である。
信夫教会月報 しのぶのひかり
2024 年 10月 20 日発行(10 月号)の転載です
教会の十字架の設置が2018年8月29日、手元のスマートフォンの画像の日付にありました。今年の9月末の金曜日に漏電がおきました。
知ることができたのは、ちょうどPCで作業をしていた時だからでしょうか。牧師館からWifiでつながせていただいているので、同じくWifiでつながれたコピー機を印刷機にすることができるようになりました。このWifiの電波がなくなったのです。
夏ごろから、今年の暑さのために動作不良があったので、これのせいかと思って礼拝堂に向かってみると、夜で真っ暗。園庭が暗すぎてごみを投げ込む方が多いので、赴任してきて間もなく園庭にライトをつけていただきました。これも消えていて真っ暗。コロナ時に導入したアルコールスプレー用のバッテリーを充電していたのですが、これが電気が来なくなると点灯する非常灯の仕組みになっていたため点灯していました。
メインのブレーカーが落ちていました。どの系統なのか確認しないと連絡もできないため、ひとつづつ入れてはメインブレーカーを入れなおすという作業をして十字架の電源をとっているブレーカーであることを確認しました。
十字架を作ってくださったディスプレー屋さんは土日がお休みのため、Faxにて症状を連絡しました。月曜日に来てくださったのですが、その時はブレーカーがすぐ復帰してしまいました。そのためしばらく様子を見ることに。
次にブレーカーが落ちたのは土曜日でした。
とりあえず、十字架系統のブレーカーだけを落として復帰させました。月曜日にディスプレー屋さんと確認した時に入ったので、日曜日の早朝礼拝後にもう一度ブレーカーを入れ直しました。通常ですとタイマーで電源のオンオフを切り替えているので早朝礼拝後はオフになっているのですが、ブレーカーで止めてしまっていたため復旧と同時に動き出し通電状態になったようです。そして30分後の8時にはブレーカーが落ちました。
日曜日でしたので、またFaxで連絡。翌日、電源部の作業をしていただいたお店にチェックをお願いしたとの連絡が入りました。
この原稿を書いている段階ではまだ点検の日程は決まっていません。
閑話休題
Facebookでつながっている方には教会関係の方が多いのですが、そのうちのおひとりの投稿に愛用のフルートをメンテナンスに出したとの報告がありました。それで思い出したのが、聖ヶ丘教会の藤井牧師とのお話。神学校在学中でしたので当時は聖ヶ丘教会の奏楽者をされていました。聖ヶ丘教会ではパイプオルガンを使用しているので、メンテナンスが大変というお話をしていたと思います。私が神学生として奉仕していた教会は電子オルガンといわれるタイプ。音のずれがないのでメンテナンスをしないところが多いのですが、楽器だからメンテナンスは必要ですよねという話をしていたのを思い出します。心と体のメンテナンスも大事ですね。
信夫教会月報 しのぶのひかり
2024 年 9 月 15 日発行(9 月号)の転載です
先月印刷機の故障を伝えましたが、修理に来てくださり状況を確認してもらいました。エラーが出て印刷できないことを確認してもらったのですが、分解しても異常が見られず、再組立てしたら動いてしまったとのこと。使用済み原紙を貯めておくボックスはギアで送り込む構造になっているので、同じ症状が発生したらギアの交換になりますとのこと。年数のわりに状態がいいですねと言われましたが、学校などよりはるかに印刷する枚数が少ないですからね。
教会の印刷物をコピーのみにしている教会もあるのですが、長期保存をするのなら実はあまり好ましくありません。コピーはカーボンを熱で圧着しているのですが、紙の表面が劣化すると一緒に落ちてしまうのです。圧着の具合で文字だけ落ちてしまうこともあります。
コストは高くつきますが、インクジェットのコピーの方が良いかもしれませんね。これもインクの種類で適不適があって、染料系のインクだと長持ちしません。顔料系の黒インクを使っていると長持ちします。印刷機は油性のインクですので、浸みこみますので保存には向いています。
適材適所はどの分野でも言われますが、牧師だとそうもいかないことがあります。基本はみ言葉を語ることなので、神学校でも教団の教師試験でもみっちりしごかれます。東京神学大学に入学した後の授業で、この学校はスクラップアンドビルド(scrap and build)をします、と言われたことを思い出します。信仰の深さもまちまちの多くの人に語らないといけないとき、個人の信仰が邪魔になることがあるので、それを建て直すということなんだそうです。年配になればなるほど、信仰が長ければ長いほど困難になるのだとか。受け入れる方はいいのですが、受け入れないという態度を崩さないままに卒業される方もいます。自分の信仰で判断できないものは拒否される牧師になるのでしょうね。
学校では教えてもらえないものがあります。これは教会会計なのですが、簿記のための学校があるくらいですのでそれなりに難しいのはわかるかと思います。
母教会にいたときに会計は鍛えられました。ほとんど知識はなかったのですが、ちょうど役員になったころに転会してこられた方が会計の資格をお持ちでした。老人ホームの順番が来るまでということで来られたので、ほかの教会ではこうやっているというアドバイスも受けました。ようやく処理の仕方にOKが出るころに老人ホームの順番が来られて転会されました。後になって知ったのですが、この方は三井物産で会計を担当されていた方でした。後に根津教会に奉仕した時に、当時の鍋谷牧師から会社の先輩であることを聞いたのでした。「怖かっただろ」と聞かれたので、「教会が必要な時に神さまが遣わしてくださった方だと思っています」と返事をしたのですが、どうも本人に伝えたらしく「そういう理解をしてくれてうれしいと喜んでいたよ。」と。これも適材適所ですかね。
2022年5月4日に行われた、教会員からの礼拝用オルガンの献品感謝コンサート。国際キリスト教団代々木牧師 吉本真理師による演奏で行われた。
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